今回は非常に賛否両論のある内容かと思います。
誰もが思う
アシスタントの生産性
《アシスタントはクソの売り上げにもならない》
こんな声がたまに聞こえてきますが
要は考えようなのです
アシスタント雇用ケース①
アシスタントがスタイリストをサポートをし
スタイリスト個人の生産性を増やして行く事と並行しながら
一人前のスタイリストとして育てあげていく方法
アシスタント雇用ケース②
アシスタントを1つの技術に特化させ
最近ではカラーリストなどの役職を与え
お客様から料金を頂ける人材に育てあげる方法
アシスタント雇用ケース③
入社当初からスタイリスト養成施設などを設け
いち早くスタイリストに育てあげ
利益を生み出せる人材を短期集中でつくりあげる方法
どれも正解はないという事
例えば、早くスタイリストになる事だけが正解じゃなく
【技術】だけでなく【人間】として様々な経験を経て
スタイリストになるべきという意見もあれば
早くスタイリストとして経験させたほうが良いという意見もある
またスタイリスト養成施設などはヘアサロンの収益を考えると
【教育担当】や【設備】などに多額の経費がかかるので
実現したくても出来ないサロンが多いのが現状である
しかし良く考えてみれば【教育】という部分に
資金をかける事が出来なければ【会社】としての発展はないと言っても過言ではないとわたしは思う
【出来ないのではなく】
【やらなければならないのでは?】
技術職という目線からみてしまえばアシスタントは
【修行時代】という見解が一般的であるが
一般的企業としてみれば【新入社員】は
出来るだけ早く【即戦力】とさせるべく【研修】や【教育】に力を入れるのは言うまでもない
更には大きな企業であればそのような設備が全て整って当たり前である
賛否両論はあるかもしれないが
わたしは【修行】とか【根性】とかいう言葉はあまり好まない
つまり後者である【理論的】に早く育てあげる義務は会社にあると思う
その人が【不器用】だから、いつまでもスタイリストになれないのではなく
1人1人の成長スピードにあった教育ノウハウが会社になかったとわたしは考える
冷静に考えてこの離職率に危機感はないのか?
美容師って10年後には業界に残って働いてるのはほんの一部という常識が非常識ととらえていかないと
はっきり言って【笑えない】
今まで何人辞めてきた?優秀な才能をどれほど潰してしまったのか?
もちろんスタイリストになる前に退職した場合は
《根性ねぇなー》 《情けねぇ》 《他に言っても一緒》
こんな声が聞こえてきそうですが
本当にやりがいの持てる会社だったのでしょうか?
会社側に責任は一切なかったのでしょうか?
確かにわたしも不器用な方でしたので
【根性】や【努力】でやってきた方の人間です
もちろん気持ちはわかります
時代に合わない事をいつまでやってるの?
これを言うと更に批判もありそうですが
仕方ない事も中にはあるのです
わたしはこの時代の若者は【宝】だと思っています
しかし育ってきた【環境】や【教育のやり方】というものが
今の若者達がそもそも昔とは違う環境で成長してきたとすれば
時には古臭い考えも捨てなければならないと思います
今の時代でも【美容師】として頑張って行きたい
という気持ちは昔と変わらないのではないでしょうか?
いいですか?
美容師として【新しい芽】を育てるなら
《オレが一生懸命育ててやる》とか《死ぬ気で面倒見ると言った》気持ちだけでは駄目なのです
しっかりと【見える化】し教育システムを惜しみ無く
つくる【義務】は【会社】にあるのです
アシスタントで美容をフェードアウトしていく事を
【仕方ない】や【あるある】で【常識化】せず
これ以上才能のある芽を摘まない様に…
才能の花を枯らさない様に…
改めて【業界】として【企業】として危機感をもち
【教育側】の責任を今一度
真剣に考えていく必要があるのかも知れませんね