年も明けどことなく春和景明の中
何気なく道を歩いていると
とあるヘアサロンから60代くらいでしょうか、散髪を終えた様で出て来られました
見送る美容師さん…頭をぺこりと下げ、その60代くらいの女性からは暫く笑みがたえない様子でヘアサロンを後にしました
そしてとても嬉しそうな顔をしていました
これから孫にでも会いに行くのでしょうか?
そのヘアサロンを観るとカットが1800円のとてもリーズナブルなヘアサロンだったのですが
お客様がどうゆう理由でどの様なお店に行こうが
美容師によって身も心も綺麗になって喜んで頂けた事には変わらない
人を笑顔に出来る仕事に改めて素晴らしさを感じました
普段分かっているようで失いかけるモノは世の中たくさんある
もう1度思い出して欲しい美容師を志した時の気持ちと美容師である喜びを
なぜ?自分が美容師になりたかったのか?
【モテたいから】【カッコいいから】【人の役に立ちたいから】【自分を変えたかったから】
様々な想いがあると思います
今あなたはその夢が本当に叶っていますか?
誰からもカッコいいと言われる程の人間力を手に入れていますか?
本当に沢山の人の役に立っていますか?
いつしか薄れゆくあの時の想い
初めてお客様をシャンプーした時、どんな気持ちだったですか?
初めてお客様にありがとうと言われた時、どんな気持ちでしたか?
私も含め、忘れている気持ちはないがどこかで時の経過と共に薄れているのかもという意識はある
それはおかしな事でもなく、あの時より進化していく上で犠牲にしてしまったモノもあるだろう
自己の成長が滞る原因はそんな所にあったりする
そして大きな成長をする程と同時に置き忘れていくモノも沢山ある
あの日一緒になって練習を見てくれた恩師を忘れ、その実力は自分だけのモノだと気づかないうちに自負し始める事
美容師を金を生み出す機械の様に扱い、自己の裕福な生活ばかりをチラつかせる経営者
気付けば自分1人だけの力と過信し【チームワーク】という言葉すらいつしか忘れ【売上】というものだけにこだわる美容師
確かに両者とも一時的な期間での結果は出るであろう
しかし【大事なモノ】を見失った人間の成長は限界がある
そしてその先は必ずしも崩れゆくものなのである
いくら経営者が何を唱えようと、そもそも雇われている側にその意識は薄くて当たり前で
観ている景色も違くて当然なのであり、私はそれを加味した上で創意工夫と仕組み化を常日頃から追求している
しかしその中で私達1人1人に置かれた立場で今、何をすべきなのか?何の為にやるのか?
そういった基本的価値観を見失わなければ自ずとやるべき事が必ず見えてくるはずである
そして、それを見失っている人間はね
文句しか出て来ないんだよ
やれ人間関係がどうだの給料がどうだの評価がどうだの…
そもそも不満の1つは出るのは当たり前、行動し先を観てる人間には文句が出る前に既に動いている
大きな目標を噛み砕きながら
まずは周りにいる人達の【感謝】を忘れず
去年より1人でも多くの人を【笑顔】に
そしてありがとうが溢れる年にしたいものです