こんにちは
美容師といえば労働時間が長い上に賃金が安いといった
何ともナンセンスなネガティヴ情報が出回ってる職種ですが、これから美容師を目指す皆さん…
そんな事ないですよ、本当に嫌だったらみんな辞めてるから
絶対に他の仕事じゃ味わえない最高な事がたくさん待ってます
まあ確かに思うのは勤務時間
わたしも努力や根性で育ってきた古臭い人間ですが、それを今のスタッフに同じ思いはさせる気もないし
わたしの会社は最低限のルールはあるけど基本的に自由なんです
ただ1つだけ縛り付ける絶対的な命令があります【仲間】【お客様】【家族】を死ぬ気で大切にしろと
それがわたし流です
そもそも…
長く働く事が労働的に美学ではない
わたしは常々スタッフに言います
労働時間が長ければ優秀なんてそんなの世間一般でみたら今の時代なんて逆に優秀じゃないから
そこに明確な結果が追えるのであれば
くそ早く終わる店があっても良いのでは??
基本サービス業はお客様に求められたら提供しなければいけない定め
とは言っても世間一般が休みの日や遅い時間帯しか来れないお客様に対応するのが【サービス業】
これがわたし達の【宿命】というのもわかる
わたしも当時は毎日【13時間の営業時間】をずっとこなしていたから
しかし全てのお客様に合わせてはキリがないし、24時間身体が稼働するなんて不可能である
だいたいの美容師が長い時間営業して、その後練習したり後輩の面倒みたりで、営業中に疲れた顔して働いてる人も少なくない
僕も朝1のお客様と最後のお客様も同じ元気でやりたいと思ったり疲れを出したらプロじゃないとか考えてはいるが
自然ともしかしたら集中力が切れてるかもわからない
更に面白いデータがある
土曜日の9時〜21時と日曜短縮9時〜18時の売上がたいして変わらない件
つまり土曜日の営業時間は9時〜21時ですがそれよりも3時間も早い日曜の9時〜18時営業を比較しても売上が全然変わらないのです
この前は出勤スタッフ6人で42万円でほぼ変わらず
数字上でみるとスタッフ数は変わらないので確実に時間単価の向上なのですが
スタッフがなんかイキイキと仕事してるなぁと素直な感想
もちろんどんな日も来たお客様に変わらぬ接し方をしているつもりですが
人間ですからどっかに出てるのかもしれません
表情?
行動?
技術?
接客?
感情?
営業時間を縮めることは経営的にもリスクがあるんです
まず会社帰りにご来店されたい方を逃す事になる
うちは比較的に夜にご来店される方が多いので
早くお店を閉める事は大ダメージなのです
しかしお店の営業時間に来れる様なお客様のハートをしっかり掴むことで
また本来なら夜にご来店されたかったお客様が時間を割いてでも来て頂ける様な攻める姿勢も大事だと思うからです
オープンクローズを広げてなるべく全てのお客様の要望に応えようとするのは実は経営的にもスタッフ側にもマストではないなと感じます(わたしはそう思う)
良く美容業界を変えていきたいとか、美容業界の働き方に革命を起こすとか言う方もいらっしゃいますが
そこに明確な戦略がないと一気に谷底に落ちてしまうかも知れませんよ
ただの甘やかしにはしない事
ただ早く帰れると思うのは三流
超短縮営業にするからこそやれる事、そしてやらなければならない事
考えてほしいものです